僕たちはいつの日か 変わり果てた大地を前に 翼を広げ言うのだろう 誰も覚えていない あの空の色 雨の香りも 花の散ることない 季節を探し 姿を消したままの君も 正されることのない 矛先を突きつけた鉄塔 きっと僕たちは何もかも 奪われてしまうことさえも 受け入れていく 僕たちはいつの日か 踏み荒らした大地の上で 涙を流し言うのだろう 今は知る由もない 砂浜の夢 小さな世界 海鳴りの耐えない 貝殻は無くしてしまったよ いつまでも淋しそうな あの空を慰める言葉などない きっと僕たちは何もかも 奪い続けた報いでさえも 拒もうとする 僕たちはいつの日か 空を掴もうと手を伸ばして その深さに その高さに その清さに その淡さに その青さに その碧さに 溺れてしまうだろう 僕たちは・・・