雨に濡れ揺れる花を独り見ていた 君に似て強く麗しく艶やかで 顧みればいつもの くすんだ夜の青さ それだけそれだけが浮かぶ あなた あなた あなた 今はどこにいるの 教えてよ 夢で逢えたら 死に際のように冷たくても 煩わしく笑う君の手を また眠りにつくまでは 朝焼けが川沿いを照らすその様は 柔らかい君の優しさと同じ色 横紙破りな世に 打ちひしがれた夜に 優しく抱きしめてくれた いつか いつか あなたと一つに成る日が来たら 苦しい日々よ この苦行を乗り越えた先に 柔らかく煌びやかに 手を振るあなたがいるなら ♪ 雨に濡れ揺れる花を独り見ていた 君に似て強く麗しい日が差した 夢に見た景色とは程遠いから このまま このまま眠ろう 夢で逢えたら 死に際のように冷たくても 煩わしく笑う君の手を また眠りにつくまでは 握り続けるよ さよならを繰り返し叫ぼう 煩い雨嵐の夢は もう醒めないから 醒めないから
