おはよう、東京が怯えてる。 最早、童謡は産まれない。 取り残された僕たちは どこへゆこうか。 風邪は同情じゃ治らない。 それを駅員は忘れてる。 もう、 群れは雨脚と証券だけで動く。 233℃の夏に僕ら愛を待つ。 さあ一体君はどうするの? 僕は書くよ音楽を。 ねえ、 酸欠の国。僕に気づいてよ。 なんで苦もなく君を殺せるの。 僕を僕にたらしめる何かを 探していた、幼稚なまま。 明日が来る度僕ら祈るんだ。 どうかこれが最後の夏であれと。 誰も聴かない声で 理由を話しているんだ。 「もうここじゃ 夢はきっと見えないから。」 不貞腐れた僕は珈琲を飲んだ。 酸欠の国。早く気づきなよ。 君の為に僕は死なないよ。 風が声の居場所を奪うなら、 僕は愛を突き刺すだろう。 ねえ、 酸欠の国。僕に気づいてよ。 だってそれでも息は続くだろ。 僕を僕に足らしめる悲劇を 忘れていた正気なまま。 明日が来る度僕ら祈るんだ。 最期くらい選んで生きてたいと。 消えた声がいつか 君を許すといいな。 この歌が決して童謡にならずとも、 子守唄くらいには なったらいいのにな。