声は届かず 宙を舞いつつ 親近なことに あの時からもう 息していたことは もう無かったんだった うだる暑さと セミの鳴き声に告ぐ ただ平等に来る暑さのもと受ける 苦しみは 果たして同じか 代謝、髪の色、 その他諸々が及ぼす影響 「仕方がない」で片付けられない 同じだが、決して同じではない 声はどうして気づかれなかったのに なんで暴力が帰る意味も奪っていく 意味はなかったんだ なんで僕は気付かなかったのに なんで僕は帰る意味も 片していないんだと 一人では叶うことがない 夢を求め続け 日々を掘り返す 「救いの声は誰の方へ?」 「救いの眼差しは僕の方へ向けて」