マルガリータ マルガリータ ぼくのこころ 盗んでゆく とても素早く ざわめく街 彷徨ってゆく 人の流れ 逆らいながら あてどもなく 終わりのない旅の始まり 二度とこの手に戻らぬ予感ふり 払いながら 消えようのない情熱を抱き ぼくは今日も探している その姿を マルガリータ 時の流れ 絡めとられ 人は哀れ 食べて飲んで 眠りに就く 叶わぬ夢 忘れるため 笑いころげ 歌い踊り くだを巻いて 終わりのない旅は続く 紡ぐように 耕すように 描きながら 交わりのない 光と影 ぼくはいつも見つめていた その輝き マルガリータ そのままでいい 眺めていたい 汚したくない おろしたてのスニーカー このままじゃ歩けない ならば ぬかるんだ道 泥水のなか浸してみよう どうしようもない 思いの丈 なんと哀れ 終わりのない旅の果てに いつかきっと会えるときが来ると 信じて とり憑かれてる 宿命ならば ぼくは描く きみを描く そのときまで マルガリータ