ライクアナザーワールド 古い記憶の話は 朝焼けに気をそらされ 未来からきたような君の目玉と 僕の目を一度くらい 取り替えてみたいな ナイトアフターナイト この部屋にあるのは 先の広がった歯ブラシと 使いかけの洗浄液 終わりの季節がそこまできてるのに 遣る瀬無い空気だけ右往左往してる 肝心な言葉クラクションの音が 交差してまた聞こえない つまんない君に見せられた 退屈なビデオを思い出す 夏の匂い残る暗闇かき分け 夜を明かし君とみた映画はよかった 巻き戻せない二人の隙間に 落ちたテープは擦り切れて 色褪せてしまった 単調な顔は充満の煙に巻き込まれて また見えない つまんない君のやさしさは 退屈な日々に閉じこめた 言葉にすれば判らないことでも 目に見えるものが本当のことなの? ライクアナザーワールド 君との話は 朝焼けに諭されて 開けるはずなかった 引き出しに仕舞い込んだ チケットの半券が 溢れ出してしまった ナイトアフターナイト この部屋にあるのは 砂嵐のテレビジョンと ぬるくなったコーヒー 巡る季節が僕らを連れても 何気なくまた思い出してよ 単純な言葉 感情の音が 交差してまた聞こえない つまんない君に見せられた 退屈なビデオの中 肝心な言葉クラクションの音が 交差してまた聞こえない つまんない君のやさしさは 退屈な日々の光に