張りぼてのような夜空と星々 明るかった町の祭り騒ぎは去って 違う町になっちまった 君の座ってたベンチも 今じゃ誰も座ってない こんな辛い夜は 酒を胃袋の中で重ねて どっかに行っちまった友の顔でも 思い出しながら泣くか 僕を置き去りにして時代は 風のように吹き抜ける 「追いついていけない」そんなこと 言いながら僕は 追いつこうとしていない 夜の闇が靡かないから悲しくなって 本当を目の当たりにした僕を むなしさが追ってくる 夜が明けていく 明けなくていい夜が 明けていく 夜が明けていく 僕の心を置き去りにして 夜が明けていく 明けなくていい夜が明けていく