色っぽい声で歌った「愛していた」 だなんて 私だったらいいのに、思わず飲んで 氷が鳴った 心の中で言ったら目があって 焦って笑った 団扇がいるくらい熱い夜だ 熱い夜だね コーヒーを含んで 煙草に火をつける 当たり前の仕草に時が 経ったのをみつける あーあ あなたすっかり 大人になってしまってる 白い煙 吐いた息が宙に舞って くるくるとても綺麗で 壊れないようにそっと 逃げないようにぎゅっと掴んだ どこにも行かないでね 行かないで 行かないでよ 脇見をしてた隙に窓から落っこちた まるで恋みたいな顔で空を仰いで 芝生の上 その左の四番の指輪がゆるくなる 夢を見たら まるで良いライブができたあとに 空になる嫌な瞬間のようで コーヒーは冷たく 煙草は灰になって かき消せないからってねじふせてし まわないで 大切は廃れてどこにもない あなたは覚えてないんでしょう 白い煙 吐いた息が宙に舞って くるくるとても綺麗で 壊れないようにそっと 逃げないようにぎゅっと掴んだ いつかは消えてしまうね 消えてしまうね 消えてしまうんでしょう