話し出すのを待って黙っていた 途切れないエレキギターの音を 聴いて 指先から流れる弦の擦れる音 何考えてるかは大体わかる 好きなあのバンドの甘いメロディー 何も話さない私も君も きっと涙が溢れてるなんて ギターの音でわかんない しばらく経って君はこう話した この曲何度弾いても難しいや、と 嘘つくなよ最後まで弾けるくせに 手を止めた理由がちょっと寂しい きっと涙が溢れてることを 嘘にしたなら信じてしまうだろう 君のそういうとこ嫌いじゃないよ ギターの音が聞こえてる 頼りない線で繋ぐだけの ながい電話ももうしないね いつの日か話したふたりの未来 時間がかかった恋は消える 指先から流れる弦の擦れる音 君はいま幸せかい? 好きなあのバンドの甘いメロディー 何も話さない私も君も きっと涙が溢れてるなんて ギターの音でわかんない