色褪せた向日葵が揺れてる なぜか ふと 君を思い出した 水溜まり 映る 街が跳ねる あの日とよく似ている空です 何でもいいよ 出会った頃のように 笑ってくれていれば もうすぐ何度目の夏が過ぎ 僕ら すっかり他人になって 当たり前のことも変わってく それだけさ それだけさ 元々 夏が好きだった僕 逆に暑いと嫌がった君 少し窮屈だったあの夏 遠くへと 遠くへと ほら 今頬を撫でていった 風が どこかへさらっていった 日々が ゆっくり色褪せてゆく 街へ そっと 溶けかけたアイス頬張っては もう一口ちょうだいとねだられ ベタベタになった右手と左手 甘く漂う キャラメルリボン味 まぶた閉じれば 今もまだ鮮明に 笑ったままの君が 雨上がりに映えたスカートも いい加減になぞる鼻歌も 澄み切ったあの日の空の色も 戻らない 戻らない 今更 気付いても遅いけど そんなことに 今なら 気付くよ カゲロウが 通り雨 呼んでくる 遠くから 遠くから でも そしてまた何度目の夏が過ぎ 二人 別々の道のうえで いま 少し秋の匂いがした さよならに さよならさ 元々 夏が好きだった僕 逆に暑いと嫌がった君 少し窮屈だったあの夏 遠くへと 遠くへと ほら 今頬を撫でていった 風が どこかへさらっていった 日々が ゆっくり色褪せてゆく 街へ そっと