昇り出す 下弦の月 守るように 輝いて 星空を 包んでいく 眩さに 溶けてゆく 暗闇に 耳を澄ます 轟くような 重い声 側にいた あなたもきっと 感じていた この日々を この時を 胸に刻んで 無くさないように 死に急ぎたいくらいの悲しみを 君はくれた この日々を この時を 目に焼き付けて 離れない程に 抗えど もう夢ではないこと 君は消えた ネイトのように 点り出す 街灯の 一つもない 寂れた夜 明くる日も 待ちわびて 暗がりを 覗き込んだ まだ誰も 見たことない そんな星を 探していた ただひたすら 彼方だと 信じていた この日々を この時を 胸に刻んで 無くさないように 死に急ぎたいくらいの悲しみを 君はくれた この日々の この時の 全ての軸が あなただったこと 僕はきっと忘れはしないだろう 君は消えた ネイトのように