朝を共に迎え さりげなく笑う君の姿 茶化すとすぐ膨らむ頬 何気ない日々がただ愛しく 同じ曲を口ずさみ歩いて はぐれない様に繋いだ手それだけで 輝いていた僕らの日々 思い出して 見上げた空 零れ落ちた頬を伝う温もりから 願いが生まれては消えゆく 一度だけ取り戻せたなら あの日失くしたもの 剥がした時間は戻らなくて 霞んだ目と空いた心 足りない何かを埋めるように いつも先行く僕を追いかけて 小刻みに奏でた小さな足音 冷たくなる君の手を感じ すくい上げた 君の温もり 悔やみながらも 確実に過ぎてゆくこの世界 泣きながらでもいい 少しずつ歩き続けよう 薄れていく彩 香りを残した服 そこにいる気がしてまた君を探した 思い出が深い程に突き刺ささる現実 真っ直ぐに哀しみに立ち向かう また笑える様に もう行かなきゃ 空に告げて 迷いながらも 僕は僕の道を行く あなたが教えてくれたもの 繋がる空に涙の色