通学路のゲームセンター 私 全部取るのが得意なのってさ 君は次々 100円を 宝物に変えていきました。 かたや僕は、景品のひとつも 取れない人生 それでも減ってく財布の中身と 増えてく妬みが乗っかって 選択のどちらも獲れないで 誰にも知られず泣いてるの 町中で闊歩するクレーン いやなこと全部取り壊してくれ 最終日企図するブレーン 視野の中全部塗り潰してくれたら 通学路のゲームセンター 私 こんなことしかできないのって さ 君は次々優しさを 銃の口に詰めて言いました だけど僕は、空想の中しか 見れない人生 されど進んでく数多の時間と 遠のく光に目を細め 清貧のどちらも取れないで 誰にも知られず泣いてるの 町中に跋扈するクレーン すきなこと全部作り上げてくれ 怪獣にキスする暮れ オレンジになった街を 見下ろしていた 錆びた塔も 海岸線も ずっと焼き付く瞳 僕の音も 言葉たちも 全部守ってくれたんだ 通学路のゲームセンター 私 全部取るのが得意なのってさ 君は次々 100円を 宝物に変えていきました。 なんて空想さ