とまどいながら 描き続けた 瘡蓋まじりの願い 握りしめ 抗いながら 繰り返す ただ 光へと紡ぐ日々を 躊躇いなく過ぎていく 時間の上で そっと 小さな予感を胸に 呼吸をただ一つ 上がり下がり揺らいで 投げ捨てては拾って 未だ何者にもなれず 呼吸をまた一つ 不明瞭な未来と 擦れた「いつか」に ぶり返す不安感を もう一度 飲み込んで とまどいながら 描き続けた 瘡蓋まじりの願い 握りしめ 抗いながら 繰り返す ただ 光へと紡ぐ日々を あともう少し 昨日よりも少し 出来るだけ先へ この手 伸ばして 何度も何度も 本当の言葉 重ね 心だけに説いて やっと感じれた手応えは どうやら思い違いみたいでさ どれだけ費やそうと 過程に価値はないみたい 何が正解とか 本当に好きかとか 山積みの自問に 答えは出ないまま 手のひらに強く 残る爪の跡 握り直して 確かめて 確かめて… とまどいながら 描き続けた 瘡蓋まじりの願い 握りしめ 抗いながら 繰り返す ただ 光へと紡ぐ日々を 何の為だって 考えてみたって 間違いにしたくない意地だとか いつかの最後に浮かび上がる 走馬灯に 僕の好きな僕で 満たしたいだけだから