君を思い出にして 走る八月の夢 僕らは大人にはなれない 実感も無く終わった昨日に 君の痕跡を探してみたって 想いを吐いた残骸の様な ただプラスチックの燃える ゴミの様な 手に残った優しささえ 鮮やかに溶ける日まで 君を思い出にして 走る八月の夢 僕らは大人には なれないまんまだ 君を思い出にして 走る八月の夢 もう何処かで会えても きっとね戻れないから ドライヤーの音が掻き消していった でも何故か分かったんだ 多分さよならだって 悪い事ばっかじゃ 多分無かったけれど これが正解なんだね 風が強く吹いたら ここには戻れないから 涙を堪えては 欠伸のフリをしたんだ 青いだけの恋なら 跡すら残りはしないよ もう何処かで会えても 僕らは他人だから 実感も無く 終わった昨日に 君の痕跡を いくら探したって 見当たらないんだよ 何処にも無いんだよ