君と僕との境界線 ふたつの色が混じり合うように 互いを分かつ境界線 ひとつになれたらいいな 気がつけば息も白んでいて 冷たい空気が鼻をつんと刺す 北風に負けないように君の手を 握って 足早に歩いていくいつもと同じ帰り 道 ふたつの影が長く伸びて 君と僕との境界線 今だけはまるでないみたいだね 互いを分かつ境界線 ひとつになれたらいいな いつの間にか日も沈んでいて 窓の外に月が浮かんでいる 今夜はまた一段と 冷えるみたいだから ずっと部屋にこもってさ 缶ビール片手に 暖かいものでも食べようよ 炬燵(こたつ)の中で大戦争 陣地をかけて戯れ合うのさ そのまま寝てもいいかな 明日は休みなんだし 君と僕との境界線 いつかその形が変わっても 決して消えない境界線 きっとこれからだって いつまでも側にいてね