自転車

歌詞

風にさらわれた帽子を追いかけて 迷い込んだ道の向こうは 知らない街で 新しい季節を思わせたそんな 記憶に思い馳せるこの並木道 息が切れるくらい必死になって漕ぎ 続けた 君を乗せて走った坂道もあの角を 曲がったらほら もうすぐだね どこからともなく吹く風が 運んでくる春の気配が いつか出会う僕らの時間を 止めたんだ 見慣れていた景色もいつの日か 変わるけどきっとこの先も 覚えているよ 君に見せたいものがあって走った 海岸沿い日が 暮れてしまうその前にさぁ 次のトンネルをくくればもう 見えるよ 飽きる程通った道が 鮮やかに彩られていく あの日の面影を少し残しながら 移りゆく景色の中にも決して 変わらないものがある 月並みなことに今気づけた 気がしたよ どこまでも続くこの道が僕らを 明日へと導いて いつかまたこの場所で必ず 会えるから 約束しよう