生温い風が 濡れた頬を撫でる はだけたシャツの襟 無防備なシワを 湿る指先で 虚無感をなぞった 自嘲気味に笑っては 耐えきれず縋りついていた メーデー メーデー メーデー メーデー 声になってくれない メーデー メーデー メーデー メーデー いっそトドメ刺して 吐き出した本音は まだそこで踊っていたいだけ 黒百合は口を開け 怪しげに手招きを 辛くて 吐いて 泣いて 喚いて 声に出してみたって 見えないフリして 聴こえないフリして あしらわれるだけで メーデー 泣いて メーデー 吐いて メーデー 辛いって メーデー 喚いて メーデー メーデー ああ毎日を ただ やり過ごしてるだけ