♪ 眠たい目を擦って 歯ブラシを咥える朝 とんでもないニュースも流れないし 晴れてるのは嬉しい 朝が終われば この朝は もう二度とは訪れない 尊むまでもないか それでも今尊いと思ったんだ 大好きだった音楽は 時間を閉じ込め色褪せない 心地よい心の共振が そよ風になってた 手のひらいっぱいに帆を広げ 小さな舟が空を目指すには 十分な風になっていた 真夜中 星が降る夜 透明な空を小舟が進む 月へは届かないとわかっても 風は鳴り止まない いつでも 僕は君の手を握ってるから その繋がった場所は 嘘じゃないから 弱く儚い小さな風でも いつか嵐になって 心震わせるような あなたの風になるまで ♪ 鼻歌を口ずさみながら 軽い空気に乗った小舟が進む 尊いものはいつしか 歌になってた もしも明日で この世界が消え去っていても この歌の続きを描いていたい 夜風を 泳ぐクジラの側で 澄み切った空気を飲んで 息苦しさを少しでも 手放していけるような 風になりたいんだ ♪ 心配事に押し潰されそうな今日が うまく眠りにつけない今日が 日常に住みついたのなら 窓を開け放って 今 曇った空に 風を呼び込んで いつでも 風が背中を押しているから 少し立ち止まって 耳を傾けてみて 弱く儚い小さな風でも 寄り添える力になって 笑うなら さあ笑って あなたの風になるまで ♪