校舎裏に夕暮れ 長く伸びた飛行機雲赤く 風に溶けた空の終着駅を二人で 探そうか 長い髪を揺らす風が 胸を通る度重たくなる もうすぐ さよならの時間だ 暗くなった空に 少し欠けた月が浮かぶ 何か忘れてきたかな 見つからないまま ただただ夜に揺られる列車 窓越しに街が揺れる 行き場のない言葉を抱え込んで 漂っているから 泣き出しそうなくらい赤く染まる 空を 夜が飲み込んで消える 校舎裏に落書きは残しておいたから 笑ってよ 笑って欲しいよ 風が流れていく空を 泳げれば遠くまでいけるかな 雲みたいに漂って いつの間にか消えるんだ 奇麗なものだけを食べて 心を大きくできたなら 正しい言葉を 投げられるかな 笑って 笑っていてよ ♪ どこまでも吹き上がっていく雲に 残暑の匂いが浮かんで消える 上げられそうなものは無いけど あなたには笑っていて欲しいんだ 瞼の裏に浮かぶあの赤は今も 声にならない声で ずっとずっとずっと 僕を呼んでいる ♪ 見つからないまま ただただ夜に揺られる列車 窓越しに街が揺れる 行き場のない言葉を抱え込んで 漂っているから 泣き出しそうなくらい赤く染まる 空を 夜が飲み込んで消える 校舎裏に落書きは残しておいたから 笑ってよ 笑って欲しいよ