神様 彼はうそつきだから 友達ってのが いまだにできなくて 本当のこと 伝えたいのに 傷つけるのが おそろしくて 誰よりも醜くて 誰よりもバカ、そんな彼を リリー、 君だけは笑ってくれないか 愛想笑いかも、って不安がっても リリー、抱きしめて さすってくれないか 涙が枯れる あいだだけ 神様 彼は天国になんか 行きたがるような 男じゃありません 神様 彼は ひたすら彼は ここじゃないどこかへ 行きたいだけ 罰として 与えられた おかしな声で 歌う彼を リリー、 君だけは信じてくれないか 夢みたいなことばっか 歌っても リリー、 本気だってわかってくれないか 夢じゃなくなる その日まで いつか ぬれている 雨 音もなく 季節は 今 終わる リリー、 彼はちょっとくるってるんだって あわれさ きみもそう思うだろ? リリー、友達でいてよ ねえリリー ずっとじゃなくても いいからさ