流れていく星に願う 同じ空でありますように 水光接天 叶わないままの指切りを信じて どれだけの夜を越えただろう 埋まらないこの穴の中で きみの名前を呼ぶ声が響いている すれ違う想いは月と太陽のよう それでもひかりはずっと 繋がっているんだ 逢いたいよ きみに逢いたいよ 何処に居たって視えなくなったって 想い出す それは曇天の空を貫通する月光に きみの体温に似た微熱の欠片を 感じたから いつか照らして 欠けた月のこころ 残像 閃光 弧を描く影 幻想化した夜を溶くだけ 感傷的にこだまする風 縷々の終り迄 届かない月に手を伸ばす あたたかいひかりの温度に 涙がこぼれた 逢いたいよ きみに逢いたいよ 何処に居たって視えなくなったって 想い出す それは満天の星が 絵画になるその前に 消えてしまったひとひらの流星を きみと探したいから いつか 逢いたいよ きみに逢いたいよ つぶやいた言葉がひらり舞う それは水面の上で 揺蕩う世界のように 泡沫に滲んだ 逢いたいよ きみに逢いたいよ 何処に居たって視えなくなったって 想い出す それは曇天の空を貫通する月光に きみの体温に似た微熱の欠片を 感じたから いつか ひとりの夜を切裂いた月のように いつか 視えない日々を導いた月のように いつか ひとりの夜を切裂いた月のように 照らして 欠けた月のこころ