春の宙 覚えてますか? 思い通り 手招いて ほら 箱庭の街でおやすみ 目覚めれば 雷鳴は頭上 悲しみを今日は忘れて あなたにただ寄り添い ねじれた身体 静かに 問い 溶かして どうして どうして 涙 青色? 瓦礫の声で紡いだ この歌 どうか歌って 小さな祈りが 明日を信じられるまで 雨音は旅して どこへ 誰の手に 拾われただろう 夏至の中 夢を見続け 輪になれば 痛みが消えた プラネタリウム 飛び出し 追い抜きあう星屑 壊死した言葉 出口を探してる どうして どうして 愛は 赤色? 嵐の中で 繋いだ 炎はきっと写し身 あなたに 触れて知ったの 零れ落ちた初恋 雨に濡れて 風が拭き取り 太陽と月 ちっぽけな僕ら 広がる妬み 逸れる手と手 空に浮かべよう 描く幻 どうしよう どうしよう 世界は 淡色 パッと滲んで 落ちた あなたの海に包まれ 晴れた日々と 透明な怒り どうして どうして 愛は 肌色 涙でちゃんと見えない 浮かび上がる いつも同じ あなたに 触れて知ったの 私の願う光