いつか全部思い出になるから 悲しいことのままでいい 今夜だけは天使の姿で 顔くらい見せてくれていいのに 例えいつか消えてしまっても 脳に刻んでいたい 襖越しに聞いた この世を渦巻いている現と幻 もう二度と離さないでいて 街の影が伸びてる先で見つけた 目を擦るあなたが 気づいて駆け寄るうちに これは夢と気づく 空は夕に染まる 失くしてしまうのが怖いから 夢で会えるだけでいい また会えたら 変わらない二人で 好きなこと話せたらいいけど もう既に 過ぎ去ったこと 何もなかったかのように 忙しなくいつも暮らしている でも忘れない 髪をかく仕草 汚れたジュース 土だらけのほっぺた あの日確かに見惚れた空に 似ているんだよ 雨土の匂い、秋の制服 教えてくれた遊び 今頃あなたも同じ空を 見ていてほしい 見ていてほしい