ふたつの影 伸びていく キミの隣を歩くたび 夜風に溶けた 静かな声 遠く 星がまたたいた 路地裏の黒猫 ひとりごと どこか似てるね 私たち 触れた指先 かすかに震えて 言葉にできないまま 星降る夜に キミといた ひとつ またひとつ こぼれる願い この手を伸ばせば 触れられたかな 消えないで もう少しだけ 夜の帷に 包まれて 心の奥を そっと隠す いつかの夢も 叶わぬままに そっと夜空に溶けていく 星降る夜に キミといた ふたりの影が ゆらり揺れて 名前を呼べたら 何か変わるかな 消えないで もう少しだけ 流れる星に祈るよ キミがどこか遠くへ行かぬように 夜が明けても このままで ずっと ずっと 星降る夜に キミといた ひとつ またひとつ こぼれる願い この手を伸ばせば 触れられたかな 消えないで もう少しだけ 星降る夜に キミといた 何も言わずに そばにいた 手を伸ばせば 触れられたかな 消えないで もう少しだけ
