汚れたこの街の地面を駆けてゆく 何もない夜空に期待をしてみたり 見慣れたこの部屋で落ちてく砂時計 空っぽの涙は浮かんで溜まってく 苦手な話 苦手な甘いケーキ 思い出せない メロディーを探してたんだ 鏡に映るのは溶けない砂糖のよう かき混ぜておいても 底に溜まるばかり 特別扱いの小さな白い箱 不純物の中をかき分け進んでく 思い出したら きっと戻れなくなるんだ そんな理由で 時は流れてしまって 流れてしまって 大事なことなんだっけ 忘れてしまって 寂しい夕暮れに街灯は灯り出す 学生の笑い声 過ぎるバイクの音 汚れたこの街の地面を駆けてゆく 何もない夜空に期待をしてみたり 期待をしてみたり