水面に映った花は 一瞬で枯れてしまった 呆気ないねと見上げる横顔は 寂しそうだ 慣れない服で着飾って よろける二人 いつも通る道も 今日は特別に思う 思い出に変わる 現在を惜しむ間もなく 僕ら大人になっていく 後から遅れて 伝えたい言葉が出てくるのはまるで あの花みたいだな 夏の空 たとえ一瞬だとしても 君想う、この気持ち 今が一番美しい いつまでも なんて言葉はいらないの 君と笑う、夏花火 どうかまだ枯れないで 一年後咲く花を また君と見れるだろうか 綺麗だねと見上げる横顔を 見たいと思った 今を歩く僕らにとって 思い出すあの光景は とても不鮮明で 頼りないけれど いつか今以上の 景色を見るために 必要なんだろう 夏の空 たとえ一瞬だとしても 君想う、この気持ち 忘れずにいよう いつまでも なんて言葉はいらないの 君と笑う、夏花火 どうかまた咲いて欲しい