愛してみたいと思えたのは ここには何にもないから 今年も桜は咲いていた 落としたはずの鐘の音色 あの日の消せない音も あの日の解せない嘘も 抱きしめてしまいたくなる様な 昔から繋いだ願いや思惟 単純明快な祈り 幾千光年 毎晩火が消える前に思い描いていた 詩は光に 諦めないでその手を はぐらかさないで答えを 掻き消えてしまいたくなる様な 思いなら掴んでくれればいい 予報外れて雨のち晴れ 濡れたアスファルトのにおいが 混在した 懐かしい歌や暮れの線路 並行に歩いたのは変に不用意だった 確かめたいんだよお前を 張り裂けそうな鼓動伝えよ 泣き出してしまいたくなる様な 不確かな揺らいだ世界 駆け出した少年の前の まだ見えない迷路の最後 確かめてみたくなる様な 羽化した未来 さあ進んで行けばいい
