空穿つ塔 白くそびえてる 夢のような日々 人波に揉まれ 駅のホームで 私を迎えて 見たことも無い 景色に高鳴る鼓動 要塞の駅 ほのかな潮風 アーケード街 赤レンガ駅舎 眠らない街 のようで 街の明かりが 誘蛾灯みたいに綺麗で 東京は初めて来たけれど 僕を温かく迎え入れた 見るものもすべて新鮮だけれど やりたいこと凡て叶ったんだ 即売会も 水族館も 全部 全部 行けてよかった 君が渡した 手書きの色紙 ずっと ずっと 大事にするよ 帰りの電車 名残惜しいよ どうか どうか 時間よとまれ この町は今日も 呼吸をしていく ぼくが発った後 始発の京急 渡り鳥だった 例えるのならば 魔法が解かれ この歌を書いているんだ