10年前よりずっと便利で 多くのもので溢れているのに 僕の胸はどうして こんなにも埋まらないのか かき乱されて まともじゃいられない ひょんな事 思い立った夕暮れ 旅に出るんだ 行先は決めている あの水平線の向こうへ まるで… くじらのように 深い闇の中 ひたすらに進む 傷が沁みても 振り向く先に あるのは ただ青い海 他人のものさしに姿合わせた 本当の自分 見失いかけて 平均点なら嫌われないから 周りと同化して誰かになってゆく 手に入れたもの 並べて飾ってた 嘘つきを照らしだす朝焼け もう迷わない やるべきことを そしてたどり着く… くじらのように 揺らぐ波の中 全て吐き出して 探し求めた あの楽園に あるのはただ青い空 練習をした笑い方も 必死に覚えたルールや規範も ここにはいらない 何も無くていい 押し付けられたイメージも 血液型やうらないも ここには無いけど 何も無くていい…