朝が来て また夜が来て なんてことない繰り返しで だけどそれもさ悪くないよな 今日はなんだか 天気がいいから 午前発の電車に乗って 少し遠くの街まで行こう 昨日 読んだ 小説の主人公のように 時を飛び越え 今すぐあなたのもとへ なんて馬鹿げてるよな 夢を見たんだ また冬が来るんだ 「明日、また」くり返した日々が かけがえないものだと気付けたら なんて僕は 「今日もまた」を繰り返した ドア開けて 風呂を沸かして なんとなく お笑いをつけて だけど少しも笑えないんだね 落ちる街灯 白が積もっていく傘と 曇るガラスに絵を描いて笑っていた なんてことばかり 思い出していたんだ 気づいたら僕は眠ってしまってた 何故だか涙を流してたみたいだ 窓の外にはもう 今年初めての雪だった ずっと探していた 時が過ぎてく もがく日々の中で あなたのことも忘れてしまうのかな 髪の匂いも 繋いだ右手の温もりも この気持ちも 「明日また」繰り返した日々が かけがえないものだと気付けたら 「いつかまた言える時が来たら」 なんてこと 今は言えないから だから、どうか 最後に一つだけの 僕は君を愛してたよ