「Silver」 偏った僕の趣味も不思議って変な 顔してくれる 君に観せたい映画を持って 小走りで街の灯りを躱していく 階段を駆ける音で 開くドア 怒りながら笑う君が呆れる程 嬉しくなる 出来るだけ今を焼き付けて いつまでもなんて引き伸ばして この瞬間を永遠に愛していたい 大事なシーンは見逃したままで BGMになった 何度だって巻き戻していようよ 涎が地図になってる ふざけた朝は昨日の続きみたい お腹が鳴る音で生きてるなぁって 笑い合ったりする 作るよって言いながら 窓から吹く風にうとうとしてる こんな時間がずっと 続いたらいいのにな ひとり泣いた夜はそれぞれにあって それを知りたくて だからちゃんと教えて あの日 受け止められなかった ふたりの幸せを ちゃんと喜べるように 出来るだけ今を焼き付けて いつまでもなんて引き伸ばして 不揃いな日々を ふたり 感じていたい 大したシーンじゃなくてもいい 生活という名のストーリー ドラマチックじゃないくせに 撮り直すことも出来ない ワンカットの命を 不自由な今を 愛している