いつかこんな夜のことを 懐かしいなんて言うんだろうか 自転車の後ろに君を乗せ走った 流れていく時間とは逆の方角へ 河川敷の道、電車の音 わかんない君をわかりたい 高鳴る鼓動 届かないものを ただひたすら追いかけて 透明な未来を嫌った 揺るがないものを ただ一つだけ握って 君とどこまでも行ける気がした 誰にでも見せているような 君には興味はなかった 毒にも薬にもならない言葉を殺した 大人たちには理解できないこと 僕らだけがわかってること それが僕らの秘密で それが僕らのすべてだ 届かないものを追いかけて 揺るがないものを握って いつか僕らが心まで 大人になってしまうその前に オリオンが瞬いた 眠れない夜に歌った歌 永遠に鳴り止まぬように 今を、今を、生きろ この夜を忘れないように 生きろ、生きろ、生きろ