歩いていた 真夜中独り 薄目で見た そっと光る星 こんなにも 眩しくて まっすぐな 人にな れるか どうか 分からずに 今日を終えるだけ 焼き焦がした 光だけ 裏の 裏 覆い 尽くして どうして離れない 問いたいのに 「どうしたそんな夢か」 鼓動は止まらぬ 夢だ 僕が 懸けてきた 熱帯びてた夢 恋焦がれ続く 照らし照らされるだけの それじゃ 約束も 無色のままだね 残された 部屋の中 閉め切った カーテンは僕を いつも 閉じ込めた 黒く暗い場所 追えないと 逃げるから 愛想の無い 言い訳も 僕が 僕であるための 言の成れの果て 焼き焦がした 光から 望み、夢、僕に 生まれて どうして幾重にも 想うのに 「どうしたそんな夢か」 鼓動は止まらぬ 夢だ 僕が 懸けてきた 熱帯びてた夢 絆された僕が 待ち望んだ夢見ることを 夜に 探し出す 色づき始めて 僕が 譲れないでいた夢を 凪いでいた夜も もどかしい殻の中も 最低な夢を 阻んだちいさな悪は 光る シリウスの 影に戻るだけ 後悔だって 愛して 足がすくんだ それでも 夜に仰いだ 光に 今、憂い泣く そうか したためたんだ 僕でも 妬いて しまうほど 掛け値のない いつかの僕から