葡萄色の日々が揺らぐ 初恋が遠ざかる もしかしたら 最初から私たちは 駄目だったのかもしれない 目合わないおはよう 流れるようないってきます 何考えてるかもわかりすぎて 手にとるよう 最後に胸踊ったのは 思い出せないくらい 君と出会った頃は呼吸が 舞い上がってたね 夏草の匂いが通り過ぎていくんだ 暑かったあの朝も褪せるのかな 葡萄色の日々が滲む お気に入りのミルクティー 君が本当に大好きだった坂道 甘い怖いすれ違い 葡萄色の時を止めて これ以上嫌いにならないように 心は正直 無理なところなんてないはずなのに たった一人だけの大切な 人になりたい そう願っていても この瞬間今は過去になる 夢中な時はいつでも 完璧を求めてたのに 自然体と言い訳を続けて ゆるくなったかな 秋色のお日様がアスファルト焦がす 南風に委ねてさようならを 葡萄色の日々が揺らぐ 初恋が遠ざかる もしかしたら 最初から私たちは 合わなかったかもしれない 来年またここになんて 来れるかわからない 目の前の紅葉を赤く染めて 笑っていよう 葡萄色の日々が霞む あやふやな記念日も レパートリーの乏しいプレゼントも 何もかもが愛おしい 葡萄色の上着を着た 君が不器用に暖めて 思いの外不快な汗かいて 葡萄色の日々が滲む 不確かな愛を語る 自分で冬を連れてこられないから もう少しだけこのまま 葡萄色の空が落ちる 君が終わりを告げるまでは 知らないふりして目を 閉じているから 手を繋いだまま 手を繋いだまま
