ディスカウント・マカロン

歌詞

高級菓子のマカロンさん まだ賞味期限は余裕 誰もがみんな羨んで 高値の花と歌う 色とりどりの装飾品 貰い手を選り好み 相応しい人じゃなくちゃ 私を食べられない 大切に大切にピエを出して 混ぜて泡を殺して 高学歴・高収入 身長も高ければ 悪くはないわ さあもう早くお気づきなさい その味は一生物ではない事に 腐って傷んで朽ち果てる前に “誰か甘いひとときを召して?” 私たちは珠玉のお菓子 売れ残りのマカロンさん でも選ぶ側でいたい 簡素なパッケージなんかで 安売りしたくないわ 3割引のマカロンさん あのクッキーは売れていった 不本意な妥協してまで 貰われなくていいや 半額割のマカロンさん 手垢もうっすらついて 誰もがみんな素通りで 本気にしてくれない さあもう早くお気づきなさい 出来立てのあの子と 張り合っても無駄 愛情込めて育てられても 身の程知らずに 売れ残ってゆく 割れて欠けて潰れていても “私は誇り高き嗜好品” 結局売り場に しがみついてる 高級菓子のマカロンさん もう賞味期限は過ぎて 美しい姿なのに 食べれば腹を壊す 閉店後のマカロンさん パティシエに抱き上げられ 誰のものにもならない 自由な日々を送る