愛されたくって 自分が可愛くって しょうがないって だだ漏れてることに気づいてない 救われたくって ここは苦しいって 差し伸べられた手も 「人間なら 当たり前でしょう?」 望んじゃいなかった 一言も 喋る猫ってだけで お前は特別だったろうに! 「鳴くことも 辞さない! もちろん3回まわって」 「長靴くれたら 役に立ちましょう、 ないなら 他を当たりましょう」 「裏切ったら 許さない! これだけ 尽くして」 誰のためなのかわかんないな、 お前もわかっちゃいないか。 「あんたのためを 想ったのに」 「あんたが そう決めたから」 恨みつらみは 忘れずに 「あれが あたしの邪魔をして」 「あんなはずじゃなかった」 被害者ぶった面にゃ 猫撫で声が心地いいでしょう 鳴くことも辞さない、 もちろん3回まわって なんでもやるからここにいてくれ なんならこの身を捧げましょう 裏切ったって 構わない、 これだけ傷ついても 「なにを言ってるかわかんないわ、 そんなのどこにも 書いちゃいなかったもの!」 ああ 愚かな 私のpussy cat! 長靴だけじゃ なにもできないよ ああ 戻っておいで、 散々傷ついたら どうせお前はどこにも 行けやしないよ。