黒いマントの裾を引い て 街に広げた時 聞こえる過去の叫びが 聞こえる過去の叫びが 屋根の下に足跡 黒く濡れた街角 過ぎ去れしど百鬼夜行 枯れ木に花咲かせましょう 奪われた幼い夢 季節重ね育てたのに 私を離れて彷徨う空憧れて 最後に笑うのは監視カメラの中 緑色のガスに撒かれなくす跡形 純朴なる魂だとのさばらせて生き延 びてく 天使達を引きずり下ろして幸福論唱 える 冷たさを重ね息の根止めた心錆つか せて 膨らむ虚無に飲まれ滅ぼしていく自 らの手で この私に力を! 消えてく夢の中立てられた誓いが未 だ息づいてるのが聞こえる 凍える様な深い夜の下す命に背き眠 りのない血が煮え立つ叛逆者が降り 立つエデンの園 眩しさに潰された目に一粒だけの涙 を 残酷なる自由のため奴隷の鎖を解く 静けさに守られた黒衣聖母達の微笑 それだけをこの胸に僕はただ一人行 こう 火のついた弓矢で狙う左の胸を射抜 くため 我が高潔なる魂にて燃える薔薇を捧 げ 服従する犬共に食わす果実にて開か れた 恥知らずの罪人らを迎えるタルタロ スの門 黒いマントの裾を引いて 街に広げた時 聞こえる過去の叫びが 聞こえる過去の叫びが