(拝啓、誰かへ。) 簡単なんて言わないで、 淡々生きてきた僕に。 想像通り行かなくて あれれ?あれれ?の日々に 痛いなって思っていた。 1人で待っていた。 見たいと思っていた。 ずるいのは、僕だ? 涙隠して、今日も数えて 「もういいよ」って声がした 涙溢れて、手が重なって 「ほらいくよ」って照らし出した (拝啓、君へ。) 簡単なんて言わないよ、 散々生きてきた君へ。 想像通り行かなくても またね、またねの日々が あるよって思ってみない? 2人で歩いてみない? 君の吐いた声に今、 僕は応えたいんだ。 一つ、二つ、数え出して 「まだだよ」って言い聞かせた 一つ、二つ、数え続け 「まだだよ」って誰が言った? 涙隠して、今日も数えて 「もういいよ」って声がした 涙枯らして、手を取り合って 「ほらいくよ」が溢れ出した (さぁ、そろそろ起きる時間さ。 大丈夫、君は君らしく歩いてみて。 だって目を開いた先の物語では、 君こそがまさに「主人公」だから。 「おはよう」)