はら はら はらり 粉雪が舞う ゆら ゆら ゆらり 心は揺れる 嵩(かさ)ね合わせた 左の手 右の手 掌(たなごころ)に 流れ出(いで)る 紅(べに)の色は 白に華を添える 幽音(かすね)も無く 現世(うつしよ)に誑(たぶらか)され 縺れあう糸よ 解れずに絡みあえ 永遠の時を <♪> くら くら くらり 景色が歪む ふら ふら ふらり 意識は遠退いてく 見詰め合わせた 左の眼 右の眼 滲む目眩 浸(おか)す闇に ?(み)を委ねて 淡い息を吐(つ)いて 俄(にわ)かに微笑(え)む 現世(うつしよ)に誑(たぶらか)され 縺れあう糸よ 解れずに絡みあえ永遠の時を 渦巻いた 因果律(いんがりつ)は 燈(ひ)を散し 儚(はかな)と燃ゆ <♪> 其方への この想い 一露とて 零さずに 奥の奥まで呑み干しましょう 悲恋故 昇華する刹那の瞬き 灰になれ塵になれ 輝きを湛(たた)え 現世(うつしよ)に誑(たぶらか)され 縺れあう糸よ 解れずに絡みあえ 永遠に離れぬやうに