噫 いま月が消えた そう いま 影は満ちた 意味さえ残さず 愚かな愛は 愚かな希望は 嘲られ踏み躙られて 闘う事も 抗う事さえ 暗闇の彼方に霞む 響けよ哮(たけ)る怒りよ 颯(はやて)を纏い 響けよ濡れた叫びよ 風雅(ふうが)を帯びて 響けよ嘆きの詩よ 雷(いかずち)哮(たけ)く 響けよ最期の聲(こえ)よ <♪> 何故に 心は砕ける 何故に無為(むい)だと知りつつ 命を尊ぶ 儚い夢は 儚い想いは 詰(なじ)られて淘汰されても 誰かを支え 何かを護って ぽつねんと独りに気付く 響けよ哮(たけ)る怒りよ 颯(はやて)を纏い 響けよ濡れた叫びよ 風雅(ふうが)を帯びて 響けよ嘆きの詩よ 雷(いかずち)哮(たけ)く 響けよ最期の聲(こえ)よ <♪> 途絶えた路は 途絶えた言葉は 風化して塵へと貌(か)わり 産まれた過去も 死したる未来も 極自然に忘れ去られて逝く 響けよ哮(たけ)る怒りよ 颯(はやて)を纏い 響けよ濡れた叫びよ 風雅(ふうが)を帯びて 響けよ嘆きの詩よ 雷(いかずち)哮(たけ)く 響けよ最期の聲(こえ)よ