枯れかけた祖父の盆栽を 畑一望出来る場所に植え替えた 筋肉痛は二日後やって来てちょっと ビール飲み過ぎて頭痛て 畳のくぼみに思いを 馳せてはここにあったものを 思い返すは 最後の「いってきます」 名残惜しく玄関先の靴の数を減らし 水はった田園 映す裏山の針葉樹林 重ねたいつかの泡沫の仕送り 収まったしわしわの茶封筒 思い出はいつも過去の過剰包装 敷き詰めた砂利の様 雑草生える隙間与えず 切り詰めた歌詞の様ここまで足して 来たものを引く 向こう側覗きこのまま今はただただ 風が心地よく こっち側でもこのまま今はただただ 風が心地よく この風の中泳いだこいのぼりもいつ の間にかあの空の彼方 あの青の青の彼方へ奥深くのぼって 行った 埃かぶった『嫌われる勇気』 打たれ慣れた白河出る杭 雨季待たず枯れる蛙の喉元 過ぎれば忘れる熱さもろとも 等間隔挟まれたカードダス ホログラムが欲望の顔を出す ねだってもらった100円玉 喉の渇きより優先した隠れ キャラのキラカード 「それが何になる」ってな あの頃から言われまくったな でも、それが後の歌詞になる 傍から見たら無駄な道草が 価値になる 引きずった足跡で耕す畑 「凡人の成功はたかが知れてる」 自分のYouTube 再生回数よりもそれと 向き合ってきた 向こう側覗きこのまま今はただただ 風が心地よく こっち側でもこのまま今はただただ 風が心地よく この風の中泳いだこいのぼりもいつ の間にかあの空の彼方 あの青の青の彼方へ奥深くのぼって 行った
