暗い闇の底で 息を潜め過ごした 与えられたこの世界に不満は無い 地上穿つ光 取るに足らぬ景色に 憧れてた訳じゃない まだ君を知らないから 太陽よりも眩しい生に 惹かれ焦がれ強く求め けれど違う楽園に住む 花は咲かぬままで良かったのに 突然に触れてしまったら 引き返せない黄泉路落ち 叶わないと諦めてた 届くはずない距離で居て 本当は君を守りたい 繋いだ手まだ今ならば 放す事も出来るけれど ヘリオス あと少しだけ 見逃していて 甘い時間はいつも すぐに終わり迎えて 上と下の境さえ 曖昧に荒れ始めた 嘆く大地 花は枯れて やがて雲が恵み奪う 『共に二人』 願うよりも 君は笑ってよ祝福受けて どうか… 別れ告げるキスは赤く せめてここに居た証残そう 祈るように果実分け与え 4つ目で君は旅立つ 二人だけの最後の秘密 内緒のままで帰すから 冬を待ち暗い闇の底 実る柘榴の数かぞえ 一人過ごすこの世界が 孤独の意味だけ残した 本当は君を守りたい 繋いだ手すら放しても 忘れないでここにいるから ヘリオス あと少しだけ 見逃していて