都会(まち)のテンジョウを うろこ雲が静かにつたってく 何も変わらない 喧騒を眺めながら とんでもない宝物に 手を伸ばした僕は 気付けば随分 生まれた場所から 遠くへきてた 交差点で香る風に 足を止めてたら くすんだ心の 数が気になって ガラスに映る顔を覗いてた キンモクセイが咲く頃は なぜか胸が痛みだす あれからどれくらいたったろう 細い影は遠くなってかすむけど せめてアナタが褒めた笑顔だけ 忘れないで変わらないでいたいよ 知恵を身につけ 何かを壊す くりかえしの日々は ときどき足元 確かめてみなきゃ 駄目なようで… いつでもそばで笑ってた あの頃の風が 涙も忘れて歩き続けてる 僕に今“僕”を気付かせる キンモクセイが咲く頃は なぜか胸が痛みだす この先どこまで行くのだろう 長い長い上り坂を進んでく いつかとどめた夢の在りかたは 忘れないで失くさないでいたいよ キンモクセイが咲く頃は なぜか胸が痛みだす あれからどれくらいたったろう 細い影は遠くなってかすむけど せめてアナタが褒めた笑顔だけ 忘れないで失くさないでいたいよ…