あなたは今でも、 悲しみと不可分な 旋律に囚われている。 薄く重なり反射する透明な、 二人の輪郭に。 散りばめられている装飾の灯に、 伝えられない想いが解けていく。 夢に見た終わらせ方で、 甘えていたかったんだよ。 あなたが消えても始まらなかった。 でもね、空は鉛の色。 終わった夢やら、そんなもの達の 残り香が香る。 世界中に影を落として、 目に映るのは擬態した日々。 手を伸ばせば届くでしょうか。 あなたのその姿に? 誰かが導く結末を待って、 そこで見ていなよそのまま。 そしていつしか彼らの嘘も、 昏い宇宙にたなびく靄となり、 駆ける星をも鈍らせている。 膨れ上がった猜疑の瞳で。 あの空が割れた裂け目から僕らを 見ている。 あの空が割れた裂け目から僕らを 見ている。 (Whi did you stare at me and…?)