足音もなく 階段をのぼる 傘を閉じれば 夜明け前だ どこにいたのか ぬるくなる体温 すり抜けた 記憶の意味 偽らずに 溶けていく この先は 無神経な 思想に乱される ちぎれた私の欠片に 名前をつけて 行方不明だけを 切り取ってあげる かさぶたのまま 走り出す 君の中 神様がいる もう笑わない愛があって すり替えた 記憶の意味 偽らずに 溶けていく この先も 無責任な 声に 乱される ちぎれた私の欠片に 名前をつけて 行方不明だけを 切り取ってあげる かさぶたはまだ 疼くけど 君の中 神様がいた まだ幼い風になって