9回裏打席に立つ僕を あの娘が見てた 打ち上げた打球(ボール)は 大きくそれて消えた 夕立が降り出し僕は空振り 試合が終わる 金網の向こうには もうあの娘はいない いつもしくじってばかりで 慌ててベソかいてた頃と 何も変わっちゃいないさ 大切なもの手にできない あぜ道の途中びしょぬれのまま 虹を眺めてた僕 バカなふりをしておどけてばかり みんな笑わせた 笑わせることでしか 交われなかったよ いつのまにか置き去りで ひとりぼっち迷子になって 自分を傷つけてまで 今も居場所探してるんだ 誰も迎えに来てくれないと 泣いてた頃のままで いつも忘れ物ばかりで 怒られベソかいてた頃と 何も変わっちゃいないさ 大事なもの忘れてるんだ 草むらの中 あの打球(ボール)を ずっと探している僕 あぜ道の果て どこまで行けば たどりつけるのだろう