手先は器用じゃない 目が冴えてしまって 本当はまぶたの裏側 永遠に続く水平線を描きたい 口先は勝手だね 言葉を短くして ともすればその間を 読んでもらえて嬉しくなって 足跡に耳を澄ます 君は大丈夫 僕も大丈夫 回る影に重なって 君は大丈夫 僕はもう元気だよ 転ばないように 確かめながら 足跡は少しづつ 石の隙間に溶け出していく 僕らだけ彼らだけ もしかしたらその両方 足跡に耳を澄ます 君は大丈夫 僕も大丈夫 回る影に重なって 青い鳥は囁く 次の季節が近づく度 例えば好きなものが ひとつも無くてもそれで良いよ