まだ明るいのにつく街灯 坂の上の展望台も いつもと変わらないはずなのに 道はいつもより広く見え 同じ僕の左手に 冷たい風がすり抜けてゆく 「週に1~2回しか会えない」って 愚痴こぼしたけど月日が経てば 取り返しつかないくらい 積み上がってしまったよ 風をいつもより強く感じるのは 君のせいかな 星が降り注ぎそうな夜とか ずっと手を繋いでいられた このベンチとか いつまでもこんなに 泣けてくるのなら いっそのこと 嫌いになれればいいのに 傾く夕焼け、咲き乱れる花 隣にいてくれると思っていたよ 会いたいと思うことが 罪みたいに思えるから いっそのこと 出会わなければよかったかな 予測変換に いちいち君の名前がでてくるから もうマ行を押すのが怖くなったよ 君に泣きついた時だって このまま一緒にいられるのなら もうずっと そうずっと 泣いていたいと思ったよ 二度と会うかもわからない君への 想い募らせて馬鹿みたいだよな 今日も君はどっかで 日々を過ごしている 僕なんかをもう必要とせずに 何がしたいかなんてわからないけど 消えてくれないから仕方なくて 楽しいはずの思い出が 悲しい過去へ変わってしまった いっそのこと 嫌いになれれば いっそのこと 出会わなければよかったかな