冬の寒さに負けないように 凍えぬように寄り添っていた 僕らのコートは気がつけば 半袖のシャツに変わっていた そしてなかなか「会いたい」が言え なくなった 何がそうさせたんだ ''一緒''が長くなればなるほど 何故か難しくなってく気がした 「次会う予定を立てとかないと仕事 頑張れない」 って言ってくれたこと 忘れていたんだ どうすればいいかわからなかった そっけない振りをしてみても 意味がなかったって 後から嘆くようじゃ遅くて 君が何を思っているのか 曇って見えなくなっていた 何がそうさせたんだ また不器用さに嫌気がさした 見ないようにしていたら ほんとに見えなくなってしまった きっと夏の日が眩しかった なんて言い訳にもならないよな 「次は少し間あいちゃうね」 前はどんなふうに答えてたんだっけ 思い出せないよ 「もっと連絡もとってほしかった」 「もっと言葉にしてほしかった」 「なんなら束縛してくれてよかった」 「側にいればいいわけじゃなかった」 「いつでもなんでも器用にこなすア ナタだけど こういうことはとことん不器用なん だね」 と言われてしまうんだ どうすればいいかわからなかった そっけない振りしてみても 意味がなくて 後から嘆くようじゃ遅くて 君が何を思っているのか 曇って見えなくなっていた 「会いたい」を絞り出しても 届く前にいなくなってしまった